初ナンパ体験談
「ポテンシャルは決して高いとは言えない」と思っている男性が、「ナンパしよう」と思い立ち、実際に実行に移すまでの話
スペック
・彼女いない暦=年齢
挑戦初日
人通りの多い駅にて
・「あ、あのこかわいい」
・「でも俺なんかが声かけたら気持ち悪いよな」
・「やめておこう」
・言い訳のうまさが上達しただけ
・夕方から終電まで立ちっぱなし
・足が痛い
挑戦2日目
「あ、あのこくらいならいけるかな」「いや、でも、もっとかわいいこの方が良いからやめとこう」。
言い訳が出るスピードが上がりました
挑戦3日目
「あの人は友達だと思い込む」「声かける人とヤってるとこを想像すれば緊張がほぐれる」などの手法を試そうとする。
全て失敗で、一度も声をかけれず
挑戦4日目
「誰かに声をかけるなかったら、終電に乗ってはいけない」と言うルールを自分に設ける。
始発で家に帰りました。誰にも声をかけられない、無意味な朝帰り
挑戦5日目
この頃から、「あれ? あいつまた居る、あ、あいつもナンパしようとしてるのか」という人が分かるようになってくる。
「あいつあんな見た目でナンパ?」とか思われてないかな?
今思えば病気かよ、って感じですが、その恐怖からその日は家に帰りました。はい、ダメ人間です
挑戦6日目
「こんばんわー」と声をかける! よっしゃ! 初声掛け!
ナンパサイトで覚えた「笑顔で」という基本、「左側から声をかけると印象が良い」という謎理論、
「友達だと思って」という精神論、そんなことを心の頼りにしてるような状態。
とりあえずインターネット様によると「今からどこ行くとこ?」とか聞くのが無難らしい。
その知識を元に「今からどこ行くんですかー?」と質問。絶対声小さい。
「今から帰るとこです」
「あ、そうですか」
終了。
もっと食い下がれよ俺! と自責する。
帰るとこって言われるの分かってただろ! どう見ても帰るとこだっただろ!
頭の中でパターンをいくつも考えておこう。そうしないと絶対パニクるから。
本日二人目の声掛け。
「どこ行くとこですかー?」
「……」
「(あれ?)今日何してたんですかー? 買い物?」
「……」
え? ウソ? ガン無視……?
挑戦7日目
この辺で俺は「無視されたときにどうするか」とか考え始めた。
すごい! 最初は「声かけるためにはどうするか」だったのに! と自分で思った。
でもまあ、何度も声をかけていくうちに、ちゃんと反応してくれる人も出てくる。
初メールアドレス教え。
メール来るかなー? と一人マックで飯を食べながら待つも終電まで来ず。
あきらめて帰る。でも、何かを成し遂げた気分
挑戦8日目
声かけるのにも無視されるのにも慣れ始めてきた。
9時10時になってくると一人で歩く女の子が減るという法則も発見
そして、終電過ぎ、ついにその瞬間は訪れた
この男性が「実際にナンパを実行」してみて、出した結論
俺も努力は大っ嫌いだが、結果やってよかったと思ってる
あとリア充みるたびにうらやましいと思ってたのが薄れる。
「コミュニケーション能力」なんて言葉は嘘だと思う。
そんな能力なんてなくて要するに「やる気」とか「テンション」の問題だと思う。
会話もあらかじめいろいろ考えておけばなんとかやっていける。
髪型とか服とかに気を使って自分に自信つけるとか