Cross-10とは
「早めに製品化し、自分の商品・サービスを10人に売ってみる」というスタートアップの手法である。10人にすら売れないものは、1億人に売れる商品・サービスには絶対になり得ない。その場合、さっさと商品・サービスの開発を止めるべきだろう。
早めに見切りをつけること以外にも、この手法にはメリットがある。買ってくれた10人のリアルユーザーからフィードバックを得ることで、その商品・サービスの課題が見つけ、早めに改善策を立てることができるのだ。
「早めに製品化し、顧客のフィードバックを取り入れ、改善していく」
リーン・スタートアップの普及もあって、このコンセプト自体は理論として受け入れられつつある。
しかし、その実情はどうだろう?
僕の経験上、20人に1人の起業家しかこれを実践していないのが現状である。
100人からの「これじゃなきゃダメ!」>>>1億人からの「なんとなく、これ」
ユーザーが、それらのサービスを「なんとなく気に入っていた」のでは駄目
・サービスに愛着を持ち、「これじゃなきゃダメ!」と思わせなければいけない
・何故なら、ユーザーから本当に気に入られるサービスを作らなければ、ほんの少しの変化で、彼らは簡単に去っていってしまうから
・一方で、本当に気に入ってもらえるサービスを作れば、ユーザーはそのサービスを使い続けてくれ、エヴァンジェリストとしてPRを手伝ってくれることもあるだろう
1億のユーザーに「なんとなく気に入られる」サービスではなく、100人のユーザーであれ「これじゃなきゃダメ!」と言ってもらえるサービスを目指そう。
「これじゃなきゃダメ!」と思うサービス
パッと頭に思い浮かぶのは、Googleストリートビュー
・あれはないと困るよね
・他にどんなのがあるだろう?
・ハードル高いわー