3.成功するサービスは何が違うのか
タイミングは大事
変なプライドを持たずに素直に流行に乗ったほうが、格段に成功率は高まる
企画段階でプロモーションの仕掛けを組み込む
Webサービスは基本的に「作っておしまい」ではありません。無事にリリースできたとしても、その先に待っているのはさらに地道な運用です
Webサービスで必ずネックになるのが、リリース後に人をどう集めていくかという点で、これは慢性的な持病のように、常につきまとう問題です
4.外さないサービスの実例
泥臭い面
・誰も言わない泥臭い面がかならずある
洗練されたWebサービスの面の部分だけを見ていると、裏側もシステマチックに動いているイメージになりがちで、実は裏側では地道な運営やプロモーションに汗を流していることは、あまり伝わらないかもしれません。
例外はありますが、意外とどこも泥臭いことをやっていたりします
5.究極のWebサービス
データ価値
・データが溜まると価値が高まるもの
クックパッドが凄いのは、毎日の生活に欠かせないテーマで、かつ半永久的になくならないであろう料理というジャンルで、さらにそのデータベースに賞味期限がないことです。
例えば、車のデータベースを思い浮かべてください。車の情報を探すときに、通常のユーザーは新車情報に注目し、過去の車は一部のファンが調べるものになってしまいますが、クックパッドの場合、10年前のハンバーグのレシピと10年後のハンバーグのレシピで同等の価値をもつのです。そうすると、ハンバーグを検索したときに、10年前は1件しかヒットしなかったのが、10年後は1000件ヒットして、その中でみんなが美味しいといっているハンバーグのレシピは、より美味しく、より手軽にハンバーグができるレシピが見つかるようになるのです。いつ投稿されたかという時間に関係なく、データが溜まれば溜まるほど、ユーザーによりよい情報を届けられるようになる、というまさしく非の打ち所のないWebサービスなのです
番外編
サービスを作ることと、稼ぐは別物
・アフィリエイトに取り組んだら売上が月3,000万円になった話
スクウェア・エニックスは、ファイナルファンタジーXIVリリースの数ヶ月前、同ゲームは超ハイスペックのパソコンでしか遊べないと発表
→ かなりのユーザーがインターネット上で「ファイナルファンタジーXIVが遊べるパソコン」を探すだろうと予想
→ BTOショップは、前作のFF11同様、「ファイナルファンタジーXIVが遊べるパソコンがあります」という売り出し方をしてくるだろうと予想
→ BTOショップは、「ファイナルファンタジーXIVを遊ぶためにパソコンを購入したいユーザーがたくさん集まるサイト」へ広告を出したいと考えるだろうと予想
⇒ 実際に制作
ターゲットユーザーの行動を読み取るためには?
・ターゲットとなるユーザーの行動を想像し、ストーリーを組み立て、どのポイントで不便に感じたり、つまずいたりするかを深くシミュレーションすることが大事