概要
東京生まれから見た、「東京へやってきた地方出身者のエネルギー」についての考察
・「私たち東京人の想い出の景色」が、「地方出身者が地元で夢見て描いた東京イメージ」にどんどん上書きされていく
私の場合は
地方出身の自分にとって、東京は間違いなく憧れの対象だった
・「東京に生まれたかった」、それが難しければ、せめて「遊びに行ける範囲の関東近郊」で育ちたかった
・幼い頃はずっとそう思っていた
東京生まれの人が東京に対して抱いている意識
私たち東京生まれは生まれたときから東京にふわふわ浮いているだけですから、
東京に対する憧憬や焦りのパワーがまったく溜まっていません。
一方地方出身者は、願望のあれこれを叶えられない地元にいるときから
雑誌やテレビを見て「いつか私も東京に!」と多少なりとも思っていたわけで、
それはまるで炎天下に鎖で繋がれていた犬が、
ついに鎖をひきちぎって水の入ったボウルに頭から突っ込むような
溜めこんだゆえの強力なパワーがあるわけです。
・これまで考えたこともなかったけど、確かに言われてみれば、東京生まれの人は、東京への憧れなど抱くはずもないよね
東京への憧れパワー
なにかやってやるぜ! という外から来た人たちがどんどん東京を変えていく。
私たち東京人の想い出の景色が、
地方出身者が地元で夢見て描いた東京イメージにどんどん上書きされていく。
・確かに、「初めて東京を訪れた時のあの興奮」というのは、東京出身者は決して味わうことは出来ないよね
・修学旅行で初めて東京を訪れ、自由行動で新宿へ降りた時は物凄く興奮したなー。これがあの「東京」かと…
東京は誰のもの?
地方出身の友達が「東京はみんなのもの」と言ったことがあります。
これには大変驚きました。
「いろいろしがらみあるけど、やっぱり落ち着ける地元」を残したまま、
東京でやりたい放題やりやがって。
・この地方出身者の感覚は何となく分かる
・東京は「東京出身者の地元」、と言うより、「みんなのもの」という感覚だわ。完全に…
感想
全体的に、書いている内容がとっても斬新だった
・言われてみればそうかも、いうものばかり…