JavaScriptはブラウザと切り離して考えることはできない
・HTML仕様についても、JavaScript同様、政治的対立(?)を含む、複雑怪奇な経緯を辿っている
色んなゴタゴタがあって XHTML への移行は失敗しました。それでも XML 路線を貫きたい W3C に対し、Apple、Mozilla、Opera などブラウザベンダが協力して 2004 年に WHATWG を立ち上げ、HTML の再出発を主張しました。HTML5 の canvas 要素などはこのときに導入されたものです。
こうした分裂状態が続き、ついに 2007 年、事実上ストップしていた W3C の XHTML 2.0 の策定が中止されます。同時に、WHATWG が策定を進めていた HTML5(このときは Web Applications 1.0、Web Forms 2.0 などの名前でしたが)が W3C 草案として提出されました。草案の策定は WHATWG が中心となって進め、定期的に W3C 草案もアップデートしていく、という二重構造です